元夫の言い分は「難癖」としか思えないものでした。弁護士の先生も調停委員の方も呆れ果て、こんな言い分が不貞行為の理由になるなら、いっそあなたの方が不倫していておかしくないわよね?と言われる始末。それでも私の知りたかった真相は判らないままで、真実を語らないという元夫の最大の報復はみごとに私を苦しめました。
正式に離婚できるまで
争点となった慰謝料
元夫に何を聞いても「難癖」しか出てこない以上、早期に解決するには慰謝料の金額が争点となってしまったのです。
こちらは、1,800万円の請求、それに対して元夫の回答は200万弱の金額を3年半の分割払いというところから話し合いはスタートしました。
金額に関して私が思うことは、私が幾ら受け取るかではなく、幾らなら元夫が支払いに苦労し、多少なりとも反省をするかというものでした。
いずれにしても多いに超したことはありません。
調停の回を重ねる毎に、少しずつ金額が歩み寄ってきます。
繰り返しお話しますが、受けた傷はお金では癒されません。
過ぎた時間もお金で買い戻すことはできず、汚れる戸籍も元には戻せません。
しかしだからといって、無いものは無く、そして残念ながら世間相場といったものも存在します。
私の請求額は、その点で世間相場以上のものでした。
実際に受け取った金額も世間相場以上であったことは事実です。
ですが、車のローンじゃあるまいし、買える範囲だから払うという金額はどうしても許すことができず、金額の交渉が続きます。
最初の調停で(私にとっては2回目でしたが)、一括で400万円の支払いに応じてもらいました。
2回目の調停では、先の400万円に200万の上乗せに応じてもらい600万円になり、やっとある程度、元夫が支払いに窮するのではないか?と思える金額になって来ました。
弁護士の先生も、ここで手打ちにしても良いかも?と思われたそうですが、もう少し反省を促すために、再度呼び出しをしようという点と(なにせ、最初の1回をすっぽかされていますので)、あと少しは生活をしながらでも支払いの目処は立てられるだろうと考え、もう一度調停を行うことにしました。
これはしばらく後で、この弁護士の先生を紹介してくれた友人から聞いたのですが、この先生の専門は債務整理なんだそうです。
元夫は転職したとのことなので年収が幾らになったのか知りませんが、一般的なサラリーマンが支払いに窮するが、生活はできるであろうギリギリの金額について、先生は、シビアに計算されていたかと思います。
そして3回目の調停。
6月24日。
その日、横浜家裁では多くの調停が行われているとのことで、いつもの部屋の使用ができず、別の会場で、しかも廊下で待つように言われました。
私は、元夫の姿を見てしまいかねないシチュエーションに不安を訴えましたが、裁判所の職員は、そうならないように配慮しますのでと言い、弁護士の先生も大丈夫ですよと私を落ち着かせて下さいました。
が、長い廊下のずっと向こうに、元夫の後姿を見てしまったのです。
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